堀江貴文氏がフジ株式取得、経営に関心か…20年前のフジvsライブドア攻防戦
実業家の堀江貴文氏は17日、タレントの中居正広さんのトラブルをめぐり揺れるフジテレビジョンの親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)の株式を取得したと発表した。堀江氏が社長を務めていたライブドアは2005年、フジテレビの経営への関与を目的に筆頭株主(当時)だったニッポン放送の株式の過半数を取得して経営権を得た。「ライブドアvs.フジテレビ」の攻防は連日にわたり大きく報じられ世間を騒がせたが、結局、ニッポン放送はホワイトナイトとして登場したSBIホールディングスにフジテレビの株式を貸すことになり、ライブドアはニッポン放送株をフジテレビに譲渡することで合意。加えてフジテレビが、ライブドアが実施する第三者割当増資の440億円を引き受けてライブドアに資本参加することで合意し、この「和解」の結果、ライブドアは1400~1500億円程度を受け取ったとされる。あれから約20年が経過した今、再び堀江氏がフジの経営に目を向けていることに注目が集まっている。